安易な接触をしない理由

本日は堺市で工作を実施しました。

事前調査の段階でターゲットは退勤後に毎回同じ喫煙所に向かう事が確認できていました。
いつもの喫煙所にて工作員を接触させ、ターゲットと自然に会話が出来る状況を作り出すのが今日の自分の役割です。

しかし、ハプニングは起こりました。
この日に限りターゲットは喫煙所とは逆の方向に向かってしまったのです。

「やばい、このままではターゲットへの接触が出来ない、、、」

自分がターゲットの予想外の行動に焦っていると、先輩調査員は冷静にターゲットの尾行を始め、喫煙所に待機していた工作員にも現状を連絡したうえで引き続き喫煙所で待機するよう指示をしていたのです。

「えっ、先輩は何をしようとしているんだ?」と思い、すぐ先輩に質問すると、「工作は単純にターゲットに接触すればいいわけじゃないだろ。対象者の行動も見極めて、関係構築が出来る接触をしないと意味がないんだよ」と言われました。

(「先輩すげー」)

自分はターゲットに接触さえすれば工作は進んでいくものだと思い込み、先を見据えた考え方ができていなかった事を痛感しました。

安易な接触では何の意味もない!

次につながる必然性やターゲットの人間性なども含め、一手二手先を考える事の重要性を学んだ一日でした!!